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智水社

「たくさんある正解」って実は危険?

 今日はチャリで整骨院へ。その帰りの交差点で信号待っているときに道の向こうで信号待ちしてるのはお巡りさん。ヤバっ! ヘルメットしとらん。怒られる・・・ってビビっていましたが何も言われませんでした(笑)



 今回は,「たくさんある正解」のお話。世の中には正解が一つだけでなく,正解がいろいろあるみたいなこともあるかと思います。そして「たくさんある正解」の方を推し進める風潮もあるようですね。


 しかしこの「たくさんある正解」って実は危険な側面をもっています。「たくさんある正解」とは,その人によってどのようにも解釈できる場合があるということです。


 例えばあるプロジェクトがあったとします。当然そのプロジェクトによって利益がある人と損害を被る人もいるわけです。


 その利益がある人の人数と損害を被る人の人数がどのようになれば,そのプロジェクトを成功とみなすかとなるときに,プロジェクトの責任者からすればそれこそ「たくさんある正解」が発生します。


 『損害を被る人がほぼゼロ』で成功だとみなすこともあるだろうし,『利益がある人>損害を被る人』となれば成功とみなすこともあるだろうし,『利益がある人がたった一人』でも成功とみなすこともあるということです。つまりはその人や状況次第で正解なんてどうとでもできるというわけです。


 特に上記の3番目の場合なんて自称エリートとかが責任者となった場合によく発生する事案だとも言われています。損害を被る人が莫大で利益がある人がごく少数でも,それは成功とみなすということです。つまりは失敗を絶対に認めないということです。


 「たくさんある正解」というのが,今の日本の教育でもかなり推奨されている考え方です。しかし,この危険な側面もきちんと説明してあげないと自称エリートたちの暴走が止まらなくなります。

 

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