もうすぐお彼岸なのにまだまだ暑いですね。このままだと正月頃には40℃超えるかもですね,ってベタネタ突っ込んできてすみません(笑)
さて今回は,「たしかめ」の重要性のお話。小学校の算数でやるはずなのですが,これをちゃんとやる生徒というのはごくわずかというか皆無レベルです。では,なぜしないのか。それは簡単で,算数や数学を教えている先生自体が学生のときからまったくといっていいほど「たしかめ」をやらないので,その重要性がまったくわかっていないから授業でも口酸っぱく指導しないのでしょう。
また中学生や高校生が計算ミスをケアレスミスだといって軽視する生徒が多いのも,おそらく今までそういった指導を受けていたのでしょうね。結局,計算ミスをケアレスミスだという認識なのでいつまで経っても計算ミスがなくならないのです。
計算ミスをなくす簡単な方法が「たしかめ」であり,ぶっちゃけそれ以外の方法はないと思います。そもそも計算ミスをする原因は手抜きか自分の能力に対する過信です。まあ,手抜きも能力の過信につながるとも思いますので,要するに計算ミス=能力の過信となります。過信しているので「たしかめ」をしないのです。
逆に言えば,「たしかめ」をする人は自分の能力を過信していません。だから「たしかめ」をするのです。計算ミスをするのが前提ということですね。人はミスをするのは当たり前です。ですから「たしかめ」をちゃんとやると計算ミスが減り,特に数学が苦手な生徒の点数はこの「たしかめ」をするだけですごく上がります。
これを言うと,テスト中にそんな時間がないとかよく言われますが,普段から「たしかめ」をせずに,テストのときだけするので時間がないのであって,普段から「たしかめ」までが計算ということを意識して計算問題を練習すると,「たしかめ」のための時間という認識がなくなります。「たしかめ」までが計算という意識になりますからね。
テストの見直しすればわかりますが,実は数学の点数というのは計算ミスをなくすだけで,だいぶ点数が上がります。そしてその計算ミスをケアレスミスと軽視せずに,なぜ計算ミスをしたのかという見直しをしっかりとし,そして計算のたびに「たしかめ」をするとウソみたいに計算ミスがなくなりますし,計算自体も早くなります。数学の点数を上げるコツはたったこれだけなのです。
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