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智水社

「夢」を持つことへの強制は大人の自己満

 今日は8月18日。8月18日といえば,そう,8月18日の政変ですよね。今の暦だと9月30日だそうですが。江戸幕府が終わり明治維新とうまくいったので長州藩士は人気がありヒーロー扱いされることもありますが,失敗していたらただの頭おかしいテロリストですからね(笑) 


 幕府側からみると,長州藩のやっていることってどんだけヤバいことをやっているかわかります。でも幕末という異様な状況だと,まともな考えじゃ太刀打ちできなかったかもしれませんから,長州藩の行動の方が実はまともだったのかもです。


 さて今回は,学校は生徒に「夢」を持つことを強制するというお話。自分たちのときに比べ,最近ではやたら夢を持たせ,それを語らせる傾向にあります。


 例えばよくわからない学校行事のひとつである二分の一成人式とかで,自分の夢を保護者やクラスメイトの前で発表させるというあれです。


 夢を持つことはいいことだしまったく否定することではないのですが,強制するのはいかがなものかと思います。しかも学校でいうところの夢って【何かになる】ことで,んでその【何か】ってほぼ職業です。


 最悪なのは学校の先生というのは,その夢とやらを叶えたと自負する人たちなので,その夢とやらを持てと強制してくるのです。そして,その夢とやらで学校で紹介する職業が残念なことに小学生が思いつくような職業ばかり。その紹介された職業に興味がない生徒はどうすればよいのか。

 

 ほとんどの日本人はその学校で紹介された以外の職業についているので,興味がなくて当たり前なのですが,その中からなりたい職業を無理やり選ばせそして夢とやらを持つよう強制します。そして夢とやらを持たない生徒に対しては,なぜ夢を持たないのかと強く言います。


 そりゃアナタたちからすれば学校の先生という,自分たちが生徒だった時代からしたら最も近い職業であり,ずっと接している職業なので憧れもあり【なる】ことが夢でありそれを叶えたのでしょうけど,みんながみんな教職になりたいわけではないので,その辺の勘違いというか夢に対するギャップがひどいのです。


 例えばペン1本にしてもそうですが,そのペン1本に対して関わる職業って学校の先生からすると文房具メーカーと文房具などの小売りぐらいしか想像できない可能性もあるのです。あとはペン工場から小売りまでを運ぶ運送業ぐらいでしょうか。


 普通の社会人を経験された方なら,この他に関わる職業として最低10個の職業ぐらいはアッサリ言えると思いますし,ちゃんとした先生ならそのぐらいは平気でつらつら言えると思うのですが。


 何が言いたいのかといえば,ペン1本から想像できる職業が文房具メーカーぐらいしか想像できないような人が何かの職業になるという夢とやらを語ってはダメでしょうってことです。


 まあ,この話はいろいろ言いたいことがあるので続きはまたということで。

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