夜になるとだいぶ冷えてきました。昨日から毛布で寝ています。暑さ寒さも彼岸まで。昔の人のいうことには積年の知恵と知識がつまっているなと改めて思います。
さて今回は,昨日のお話の続き。今度は「学校でお金の勉強を」させた方がいいのではとよく言われることについてのお話。これも昨日の「学校の先生には民間の経験を」と同じく実現不可能なことです。
理由は簡単で,学校の先生が新たにお金の勉強をしなくてはならないからです。そんな面倒くさいことは必ずと言っていいほど猛反対されます。んで挙句の果てにはそんなことすると教員のなり手が減ってくるとかいって大騒ぎとなります。
数年前に英語が小学校の教科になるときの大騒動は覚えておられますか? マスコミ使って猛反対キャンペーンでした。たかが小学校の英語ですよ。別に学校の先生でない普通の大人でもそんなにビビることでもないですよね。それなのに,業務の負担が増えるとか,ギャーギャー騒いでしました。
それと同じように騒いでいたのがプログラミング。これもたかが小学生相手のプログラミングですよ。そんなにビビることもないのにこれまたマスコミ使ってギャーギャー騒いでいました。
これらのことを考えると,お金の勉強を学校の授業でするなんて実現不可能です。しかもお金の勉強というのは英語やプログラミングと違って授業で遊ぶことはできませんからね。
もしどうしても世論でお金の勉強を授業に取り入れることになったらどうなるか? おそらくというか,まず間違いなくやることは授業で人生ゲームやって遊んでおしまいでしょうね。
私自身は小学校で英語やプログラミングやお金の勉強をやることには反対です。国語・算数・理科・社会の基礎学力をしっかりやってからならまだわかるのですが,それをないがしろにしてまでやることではないと思っています。最近の教育はパフォーマンスばかりで中身が伴っていいない気がしてしょうがありません。
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