今日は朝からお買い物。トムとジェリーのひざ掛けを買ってきました。別にトムとジェリーでなくてもよかったのですが,ひざ掛けを買いに行ったらたまたまトムとジェリーがありました。たぶんウケること間違いないでしょうね。
さて今回は,イオンは難しいから授業しないというお話。先日ある中学校では何の説明もなくイオンに関する電気分解に関するレベルの高いレポートを作らせるというお話をしましたが,別の中学校ではイオン化傾向の内容を何の説明もなくまとめろという指示が出たのだとか。
こちらも質問を受けて解説したのですが,これまた何の授業も説明もなく中学生が自力でまとまる内容ではありませんでした。こんなことを理科の先生からされているから中学生のほとんどはイオンがわからなくて困っているのだとか。
ある中学校の理科の先生だけならその先生だけの問題ですが,複数の中学校で同様のことが行われているということは,ある疑惑が浮上します。それは,イオンは難しいから授業しない,いやできないということです。
数年前に中学校の教科書の内容が変わりました。それにともない,理科のイオンの単元には今までなかった『イオン化傾向』や『ダニエル電池』が新しく加えられました。おそらくそれを理解できなくて,自分では授業せず中学生にまとめさせているのではということです。もちろんそんなことはないと信じたいのですが。
そう信じたいのですが,中学生に話を聞くと,授業はもっぱらNHKの学校向けの動画を流すだけ。まあ動画を流すのはアリとは思うのですが,いったん止めて解説とかはいっさいなし。ただ単に動画を流すだけ。こんな授業されたらやはりイオンのことわかっていないのではと思わざるを得ないのです。
また下手すると,イオン化傾向や化学電池に関する半反応式についても中学生にただ単に覚えろと指導するかもしれません。そんなことされたら中学生はイオンが本当にわからなくなってしまいます。中学校の理科で学習するイオンなんて実は簡単なのに。
学年平均より上の点数取っている生徒たちがこぞってイオンがわからんと悩んでします。しかもその悩む内容がイオンそのものがそもそも何?とか本当に基礎的なものです。
日本における理系離れが言われて久しいですが,こんなことされたら理系離れの問題ももちろんそうですが,理系に進んだ生徒でも実は理系科目の内容をよくわかってない生徒たちも多いのではと危惧してしまいます。
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