めっきり暑くなってしまい,アイスクリームが溶けるのが速くなりました。特にスティックタイプのアイスは速く食べないと手がベタベタするという厄介な季節になりました。
さて今回は,『走れメロス』のお話。中学校の教科書でおなじみ太宰治の短編小説ですね。メロスは激怒した,という出だしはあまりにも有名です。
んでひょんなことから,メロスとセリヌンティウスのどちらがいいか究極の選択の話になりました。セリヌンティウスとはメロスの竹馬の友でメロスの代わりに人質になった人物ですね。
自分はそう聞かれたときにどちらも嫌と答えたらメチャクチャ怒られました。でも実際どちらも嫌ですよね(笑)
そもそもメロスが激怒して王の命を奪いに王の城にノコノコ出かけるからこんな大ごとになるのであって,本文にもありますがそれにしてもメロスは単純すぎます(笑)
んで先ほどの究極の選択ですが,セリヌンティウス側からすると縄で縛られたら食事はどうするのかとかトイレはどうするのかとかずっと同じ体勢でおらんばやったらキツいから嫌だとか,メロス側からすると十里(40km)を3日間で往復で走ったり俗に襲われたり氾濫する川を渡ったりも嫌だとかいろんな話が出ました。結局最後はメロスが買い物して真っ直ぐ帰ればよかったやんと身も蓋もない結論となりました(笑)
冒頭の「メロスは激怒した」は有名だと先述しましたが,最後は「勇者は、ひどく赤面した」という一文で終わっています。自分的には太宰はこの2つの文を対にしたのではと思っていますがどうなのでしょうか?
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