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智水社

中1・中2はほぼ正解するが中3だけが間違う数式の計算

 昨日は中学生の学校生活をいろいろ聞いていました。大人ではわからない中学生の日常というのがいろいろあって興味深かったです。内容は簡単に言えば,どうやったら中学生が不登校になるのかの一例でした。でもこういうことを中学生は学校の先生には話したがらないでしょうね。


 昔と違って最近では,表面的には先生と中学生は仲がいい関係があるみたいですが,それってどちらかといえば,中学生が通知表の点数欲しさに先生に近づいている感がありますよね。ですから,先生にとって耳が痛い話は,中学生はなるべくしたくないでしょうし,先生もあまり関わりたくないというのが本音なのかもです。


 さて今回は,中1・中2はまず間違わないのに中3になるととたんに正解率が減る数式の計算のお話。その間違う中3も,中1や中2のときにはまず間違うことはなかったはずですが,中3になると間違ってしまうという不思議な数式の計算です。


 その数式というのも,ある特定の数式というわけでなく,ある種の数式なのですが,例を出すと

  (2x+3)+(3x+4)

 みたいな数式です。


 この計算って中1や中2やまず間違わないですよね。てか中3ならもっと間違わんやろって思われそうですが,いやいや,この式の計算って結構な数の中3生はやらかします。


 普通に上式を計算すると,5x+7ですが,中3の間違いってのは,6x2+17x+12ってやらかすんです。なぜこういった訳がわからん間違いを犯すのか。もうお気づきですね。足し算ではなく展開してしまっているのです。つまり,先ほどの式を,(2x+3)(3x+4)という風にとらえたということですね。


 これでおわかりだと思いますが,中3で初めて習うのが式の展開で,その展開を嬉し気にやってしまったということです。式の展開は中1や中2では習いませんので,先ほどの数式の計算は間違いようがないのです。


 昨日の磁力線の向きと同様,こんなので間違うのかというものです。やはり,中学生の世界観は大人ではわからないものが多いようですね。

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