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智水社

名前だけはカッコいい十字軍

 朝起きるとそこは雪国・・・とまではいきませんが,あたり一面雪が積もっていました。まさかの積雪。朝から用事があったのですが,さすがに車を出せなかったのでキャンセルしました。


 さて今回は,名前だけはカッコいい十字軍のお話。昨日中学生とこの話になったので書きますね。中学校の歴史の教科書だといきなり十字軍なるものが登場して聖地奪還を目指したぐらいにしか書いてないので,なぜこの十字軍なるものができたのか中学生にはわからないのです。


 もちろんいろんな影響があったのかもですが,もっとも大きなのはなんといってもカノッサの屈辱ですよね。皇帝とローマ教皇(現ローマ法王)の力関係が逆転した出来事です。すなわち皇帝がある宗教団体の長に屈するという,まさしく屈辱的なことが起きました。普通に考えたらおかしいですよね(笑)


 んでそのおよそ20年後に,聖地をイスラムに取られとるから聖地奪還しに行けやんと,ローマ教皇が皇帝に指示します。これが十字軍の始まりです。


 実は当時のキリスト教の国々では聖書に書かれてあることがすべて正しいということで文明は排除されていました。すなわち科学というものは聖書の教えに反するものだったからです。なにせ聖書には神がすべての創造主となっていますから,科学はそれを否定することになるからです。


 しかし,十字軍の遠征によりキリスト教徒は衝撃を受けます。当時のイスラムの文明がすごかったからです。当然武器の性能や能力も違いすぎて,十字軍はぼろ負けします。


 そこでキリスト教徒たちは反省します。文明を取り戻そうと。そういやずっと昔はギリシャやローマでは文明が発達してたやん。それを復活させようよという運動がおこります。これがルネサンスですね。


 ってな具合に当たり前ですが歴史というのは原因と結果の連続であり流れがあるわけですが,学校の授業にしても教科書にしても,いきなりある日突然それがでてきてうんたらといった感じの教育です。んで言葉覚えろとか言われても覚えれるわけないですよね。


 今こそ江戸時代の藩校なり私塾なり寺子屋なりの教育の復活すなわちルネサンスが必要なのかもですね♪

 

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