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智水社

意味が分からない「ノートの提出」

 世界陸上相変わらず面白いですね。ウチにはテレビがないのですが,今はネットで観れる時代です。本当にありがたいのですが,仕事がはかどらないのがなんともはやです。


 さて今回は,学校の先生がよくやるノートの提出のお話。なぜノートを提出しなければならないのですかね。自分からすれば何の効果があるのかまったくわかりませんし,かえってマイナスではと思えます。


 実はこれをやる先生のほとんどが生徒たちから授業がわかりづらいと悪評が多い先生なんです。ということは,この先生の授業に対して生徒たちは興味がないような振る舞いをしている可能性が高いのです。そりゃそうですよね。話が面白くなかったりわからなかったりしたら大人でもそうなりますよね。ましてや子供ならなおさらです。


 しかしそういった振る舞いに対し,ほとんどの先生は自分の授業の仕方や話し方を見直すのは皆無で生徒たちに対しちゃんと聞けと怒ります。


 んでその悪評が高い先生が授業を聞いてもらいたい欲求を満たすためにやることが,自分の授業の質を高めることではなくて,ノートの提出なんです。


 現在の通知表の評価は高校入試に直結します。現在では推薦入試だけではなく,一般入試でも加味されます。高校入試でも大学入試でもです。ということは,このノート提出というのも通知表の評価につながり,入試の点数にもつながってしまうのです。


そもそもノートとは自分が見るためにとるものであって,他人に見せるためにとるものではありません。ましてや,他人からの評価などを気にするためにとるものでもありません。


 こういったことされると,ほとんどの生徒は授業は学習するものではなくノートをとるものだということになります。その結果,きれいにノートをとることが目的となりますので,授業を聴くことよりもノート作成が優先されます。


 ちゃんと自分の授業を聴いてもらいたかったら,もっと自分の授業の質を上げる努力をしてもらいたいのですが,なんでそれをしないのですかね。もしかして得意の忙しいからって理由だからでしょうか(笑)

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