昨日からの冷えがすごいですね。ってかこれが普通の12月なんでしょうけど。でも週間天気予報の気温を見るとまさしく寒気がします。
さて今回は,令和7年度公立高校入試の改善,いやいや改悪のお話。かなり毒吐きます(笑)
おとといの金曜日に長崎県教育委員会から今の中2生から変わる公立高校入試の概要が発表されました。あいつらは改善と言っていますが,どうみても改悪でしょ!
まず,一般入試の日程がかなり前倒しとなりました。今までは3月10日前後だったんですが,改悪案では2月18・19日。
こうなると当然学習できない単元が発生するわけで,その単元は入試範囲から削除ってマジでウマシカですか?
これって公平性がなくなりますよね。その削除単元がメチャクチャ得意な生徒は不利で,苦手な生徒は有利に働きますよね。同じ中学時に習う単元なのに,入試範囲に入るものと入らないものがあったら公平性に欠けるってちょっと考えたらわかりそうなものですけど,マジで何を考えているのかわかりません。
それと『主体的に学ぶ態度』とか『探究的な学び』とか謳ってますけどそれって理想論のかたまりでしょ。頭の中お花畑ですか?(笑)
まだほとんど何の知識も経験もない中学生に何を求めているのですか?マジでウマシカですか?『主体的な学び』とか『探究的な学び』ってのはある程度の知識や経験があって初めて成り立つと思うのですが。知識も経験も浅かったら,何を主体的にすればいいのか何を探究すればいいのかわからないでしょ。
しかも『主体的な学び』やら『探究的な学び』とかって,いじめをなくしましょうとかクラスみんなで仲良くしましょうとかとほぼ変わらない理想論で,そんなの無理でしょって現場にいらっしゃる先生なら楽勝でおわかりいただけることだと思うのですが,それを実践させるって教育委員会の人たちって現場で何やってたんですかね。あの理想論オバケのなんとかママのような人ばっかりなんですかね?
『主体的な学び』やら『探究的な学び』とやらをちゃんとさせようとしたら,現場の先生たちはかなり疲弊されると思うのですが。というのは,それをさせるためには学校の先生たちがまずそれをしなければいけないわけですよね。はっきりいってちゃんとさせることができる先生がどれだけいるのやら。
それと新しい入試問題のサンプルも掲示されていましたが,驚いたことに理科や社会では生徒のお気持ちを問題にしています。これって何か書けば正解ってことですか?(笑)
逆に国語や数学はこんな問題出したいのであれば,試験時間を増やすとかしないと生徒たちのほとんどは解けないのでは?と思われます。ということは、その生徒たちの国語や数学の本当の実力が評価できないのではと懸念されるのですが。
ここまでかなりの毒吐きましたが,実は今まで長崎県の公立高校入試はいい問題だ(そりゃたまにはちょっとというのもありましたが)とさんざん言ってきたのですが,あんなサンプル問題見るとそれも言えなくなります。
現行の前期・後期入試もオイの目からは改悪でしたが,今回ももっと改悪なのではと思います。結局は知恵も工夫もない人たちが社会の動きに踊らされて入試変えてみました的なことにしか見えないのですがね。最後に割を食うのは生徒たちってことを忘れているのでしょうね。
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