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智水社

消えつつある長崎の方言

 世間は3連休が終わったらしいのらしいのですが,自分は何の関係もなかったのでその実感がありません。次は10月にまた3連休があるみたいですね。しかし,その3連休も何の関係もありません。 


 さて今回は,ネットニュースで記事として出てきた長崎県の方言のお話。アンケートで意味が難しい方言TOP10というのが記事に載っていましたが,知らないものも何個かありました。何でも島原とか五島独特の言葉だそうで,そりゃ知らんわってなりました。


 しかし,その中にえっ?というものがひとつあって,それが「どんく」。蛙という意味らしいのですが,蛙を意味する方言は「びっき」でしょ。「どんく」とか聞いたことないし。ってオイが知らんだけやろか(笑)


 定番方言としては「オイ」「ワイ」「ばってん」「よか」とかでしょうか。まあこれらって長崎だけではないですからね。でも長崎特有の方言と言われたら何?と言われてら何でしょうね(笑)


 せっかくなので,普通に使うのにあまり長崎の方言として紹介されないやつを紹介しますね。「えんないとんのごと」「ひらがい」「へぐらし」「とぜんなか」「じごんす」「ひっとづっ」「しかつ」「やぐらしか」「よそわしか」などなど。って羅列したらもはや日本語ではないですね(笑) 


 あと文章として有名なのは「きゅうんしゃあはきゃあ」とか「女そけおんな,そこは男のおっとこい」とかありますね。また「こけきいきっ?」とかニワトリさんとかおさるとかの鳴き声みたいな感じで意味が通じたりもします。


 まあなんかその地域の方言自慢というのは,上述した通り言葉に関することがほとんどだと思うのですが,長崎やこの辺の方言の特徴って言葉だけでなく文法もあるんですよね。んでその文法に関する方言って他の地域では聞いたことないので,こちらの方言は言葉と文法とのダブルの方言なんです。文法のことに関してはまた後日ということで。


 しかし,テレビの影響だか最近のお子様たちは方言をほとんど話しません。えせ関西弁は話すのに(笑)。男子にいたっては自分のことを「オイ」とは言わなくなりましたね。「オレ」という昔では考えられない言葉を使ってます。昔なら「オレ」とか「ボク」とか使ったらイジメの対象にされたかもなのに(笑)


 なんか最近いろいろと日本の伝統が消えているように感じます。方言なんてその最たるもので,どんどん消えていっている気がします。言葉はその土地の文化であり歴史なのですが,消えゆく方言の結果それがなんか否定されているようで悲しいですね。

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