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智水社

無能な指導者は有能な芽を摘む

 今日は先週までの秋の気配なんて何ですか?ってな具合に急に暑くなりました。いつになったら涼しくなるのでしょうか? 光熱費もかさむので貧乏人にはつらいですね。


 さて今回は,無能な指導者は有能な芽を摘んでしまうというお話。これって大学入試の推薦入試における面接に関するお話で,この指導でその教師が有能かそうでないかよくわかります。










 有能な教師は,面接の内容よりも受験生が自分の力を最大限発揮できるような指導に重きを置きます。受験生にとって第一志望の大学の推薦入試なので,緊張しまくるのは当たり前の話。大事なのは,受験生が過度な緊張しすぎで自分の魅力や力が発揮できないことを回避させなければならないことです。ですから,面接練習時にはどうやったら受験生が最大限のパフォーマンスを発揮できるかという指導をします。


 しかし残念ながら,こういった指導をする教師は極めて少なく,ほとんどの教師は満点を目指す指導をしてしまいます。まあ有能でない教師というのは面接指導に限らず普通の授業でもそうなんですけどね。


 ではどういったヘボ指導をするかというと,受験生が考えてきた面接内容をいじりまくります。しかもその指導が抽象的過ぎて受験生は戸惑うばかりです。それで受験生が質問しても自分で考えろと突き放します。受験生がその教師が指摘したことに対して改善する提案をしても,なんやかんやと言われて否定され,しかもそういった教師は具体的な提案を絶対にしないので,受験生はどうしていいのかわからなくなってしまい,中には精神をやられる生徒もでてきたりします。


 また面接の内容もいじりすぎるので,元々受験生が主張したかったことがかき消されてしまい,受験生は困惑した状態で面接に向かうことになります。


 そして最近分かったことなんですが,そういったヘボ指導をしている教師ですが,そんなヘボ指導をしているので受験生が残念な結果になっているにもかかわらず,それを塾のせいにしているのだとか。なんか自分は適切な指導をしているのに,塾がいらんこと言っているのでってことらしいのですが,こんな他責思考のかたまりの教師たちが周りにいる職場環境では,そりゃ若くて有望な教師たちがウツになるのも納得ですよね。

 

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