大村は明日から夏越祭り。大村駅前はもうお祭りの準備は万端。ワクワク感が止まりません。と言いながらお祭りには行きませんけどね(笑)
さて今回は,長崎県の公立高校の入試問題,特に歴史分野の勉強方法についてのお話です。
まず年号を覚える必要はほとんどありません。もちろん,年号が好きで覚えたくてしょうがないという人はお好きにどうぞってことなんですが,年号覚えたくないって人はむやみやたらに覚える必要はありません。受験勉強する際にそんなことするのははっきり言って時間と労力の無駄です。
覚えるべき年号は時代が変わる年号,例えばですけど平安時代とか明治時代が始まる年号ぐらいは知っておいた方がいいですね。ですから覚えるべき年号は10個ぐらいでしょうか。
いやいや,長崎県の入試問題は時代順に並べる問題が1問は必ず出るやんって怒られそうですが,歴史の流れをちゃんと理解すれば解ける問題がほとんどですし,それが歴史の勉強の本質です。訳もわからず年号をむやみやたらに覚えるのは歴史の勉強ではありません。ただ,たまに歴史の流れを無視した問題が出題されますが,それは次に述べる勉強方法で解決します。
歴史を勉強する際の最優先順位は,ある出来事が何年にあったというよりも何時代にあったのかということです。
それも覚えるのは難しいと思われるかもしれませんが,各時代にはその時代の特徴というのがありますので,まずそれをしっかり覚えること。例えば,奈良時代は仏教の時代,平安時代はかな文字と摂関政治の時代,鎌倉時代は北条さん,室町時代は足利さん,江戸時代は徳川さんみたいな感じです。
あとは主な出来事を各時代の特徴に合わせて関連付けすれば,覚えるべきことはそこまで多くありませんし,先ほど紹介しました時代順の問題も何時代に起きたかを知っていたら解けちゃうのです。
実は勉強ができる生徒はこういったことが言われなくても自分で分析できます。ですから,そこまで勉強しなくても高得点取れるのです。
最後に明治から太平洋戦争までのむちゃくちゃに大まかな時代の流れを紹介します。
明治維新→明治初期のゴタゴタ(政策や自由民権運動)→西南戦争→憲法作成→日清・日露戦争→第一次世界大戦→世界恐慌→満州事変→国際連盟脱退→太平洋戦争。
このおおまかな流れをまずは理解して,それに関連した出来事を当てはめていくといった勉強。これが本当の歴史の勉強であり,ちゃんとした受験勉強だと思うのですが,世の中には時間と労力の割には何の歴史の知識も残らない最悪の勉強方法が蔓延してます。
オイからすれば,これから日本を担う中学生にこんな最悪な勉強方法をさせることって半分犯罪ではないかと思っています。
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