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智水社

防衛大学受験のときのお話-その1

 昨日は藤井竜王が竜王位防衛しました。佐々木大地七段でダメなら伊藤匠七段ならなんとかなるやろと期待したのですが,まさかのストレート負け。あの伊藤匠七段でさえこんなんなら,藤井竜王の牙城を崩すのは一体誰なんでしょう。あまりの強さに何といっていいのかわかりません。


 さて今回は,自分の高校生のときの防衛大学受験のお話。これって昨日とかやその前とかいろいろネタがあって話す機会が多いんですよね。


 自分の高校って当時は良くも悪くも勉強第一だったんですよ。でも今みたいに宿題はほとんどなし。おそらく家で勉強せんからこれでもかと学校に行かされました。今では考えられないほど学校に登校しましたし,授業の拘束時間もメチャクチャ長かったです。


 んでその高校なんですが,公立高校なのに理系の国公立大学進学クラスの男子全員が防衛大学を受験させられました。理由は不明です。


 自分たちはほぼ全員防衛大学志望ではなかったので,わざわざ自衛隊まで受験するのは面倒くさいやらいつもよりさらに朝早く起きてまで受験したくないやらブーブー言っていました。


 しかしそんな自分たちですが,いざ入試問題が配られたら本気出してしまうという悲しい習性を持っていましたから,当初はやる気がなくてもその悲しい習性のせいで頑張って解いていました。でもそんな中ハプニングが。


 それは外でデモ行進が始まってしまいました。その人たちは「自衛隊は大村から出ていけ~!」って叫んでいました。思わず隣で受験していた友達と目が合って笑い合いました。試験監督の制服にたくさんバッジがついているおそらく偉い人は外を一瞥した後,開けてあったカーテンを閉めました。


 デモ行進のシュプレヒコールの声がどんどん小さくなっていったのでどっかに行ったのかと思ってたら,いっときしてまたそのシュプレヒコールがだんだん大きくなってきました。おそらく自衛隊を一周したのでしょう。それと,そのデモ隊はおそらくその日が防衛大学の受験日だと知っていたのでしょうね。オイみたいな純粋な高校生をターゲットにデモ行進したのでしょうか。


 先ほども書いたように受験会場は自衛隊。お昼休憩には自衛隊を見て回ることができました。場内には戦車やトラックやヘリコプターやわくわくする乗り物があり,当たり前ですが売店や床屋などもありました。また場内にある広い道に8人ぐらいで横になって歩きました。もちろんGメン75ごっこです(笑)。戦車トラックも通れる広い道なのでみんなの憧れであるGメン75ごっこができました。よき体験ができよき思い出です。


 そんなこんなで一次試験(筆記試験)がなんとか通過でき,次は二次試験。面接・小論文・身体測定です。んで,この二次試験にていろんなことが起こるのですが,それは明日ということで。


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