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智水社

100点を取らせないのがいい問題?

 今日は朝からカミナリが鳴ったり晴れたりと訳わからん天気です。予報ではずっと雨が降るみたいで災害が起こったり農業に悪影響を及ぼさない程度なら歓迎です。晴れたら暑いですからね。


 さて今回は,中学校の定期テストの問題が,なるべく満点を取らせない問題が多いんですよねってお話。しかも中学校の先生たちはそういった問題がいい問題だと勘違いしている人が多いのでそういったことになってしまいます。


 まず単純になぜ満点を取らせたくないのかが疑問でなりません。普通なら満点取って欲しいものだと思うのですが。なるべく満点を取らせたくないので,そういった問題(いわゆる難問)が散りばめられることになります。


 それと合わせて謎なのが,基礎的な問題の点数を低くして,難しい問題の点数を高くするということです。こういったことをすると,生徒の点数の分布幅が小さくなり(点数が低い方に偏る)生徒の実力通りの点数が出なくなるばかりか,難問(学年で正解できる生徒数が数人)が散りばめられると,ちゃんと頑張った生徒(数学が少し苦手)が報われないことになります。


 すべての問題を簡単で基礎的な問題にするのももちろん反対ですが,難問のレベルが高すぎるのもいかがなものかとも思います。平均点が60点前後である程度の正規分布となるような問題を作って欲しいのですが,あまりそういった問題を作ってくれません。まあ,難しい問題を作る方が何も考えなくていいのでラクなんですよね。


 それと難しい問題を作ることが生徒から頭がいいといった評判が立つというのもあるみたいです。学校の先生によくある,自分の評価のためには生徒のことなんかどうでもいいといったよくある例の一つでもあります。もちろん全員の先生がそういったことではありませんが。


 高校入試に正式に学校の通知表の点数が含まれると決まった以上,ちゃんと考えて手間暇かけて問題を作ってもらいたいものです。


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